秋になった途端に身体も頭も重くなり、思うようにトレーニングができず、毎年衰えていく身体をひしひしと感じている44歳、『少年おやじ』です。
でも負けずにがっつりトレーンングするけどね!
さて、今回は、
「小さい頃から親に言われてましたので!」
とか、
「当たり前の話ですよね?」
と思っている人に向けて、
「それ、ちょっと解釈間違っているかもよ!!」
というテーマで行きたいと思います。
[:contents]この記事の目次
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1.夜中の食事が太ると言われている理由は?
2.グリコーゲンの量が大事
3.食事は運動の前後に摂るべし
4.寝る前に食べると太るは、嘘!?のまとめ
【食事の摂り方のポイント】
1.夜中の食事が太ると言われる理由は?
BMAL1(ビーマルワン)を知っていますか?
BMAL1は、体内時計を正しく保つ役割をしたタンパク質のことで、夜から夜中かけて増えます。BMAL1には脂肪酸の分解を抑制する効果があるので、BMAL1が多いときに食事をすると脂肪として蓄積されやすい。
と、いうような話をよく見かけますが、実は「BMAL1が多い時に食事をすると太る」というのは、論文等で発表されている訳でもなく、あまり根拠がないです。
では、夜に食事をしても太らないのでしょうか?
2.グリコーゲンの量が重要
夜寝る前に食べると太るとか太らないとかは、グリコーゲンの量が関係します。
グリコーゲンとは、筋肉や肝臓で合成され蓄えられているエネルギーのもととなる多糖で、蓄えが少ない状態時であれば、食べても大丈夫です。
グリコーゲンは急激な運動を行う際のエネルギー源として使われるので、夜に筋肉トレーニングをしてグリコーゲンを枯渇させた場合、その後に食事をしても食べたものはグリコーゲンの回復に使われて、体脂肪の増加の方にはまわりません。
逆に言えば、朝も昼も食事をしてグリコーゲンがある程度残っている状態で、レーニングや運動をせずに夜ご飯を食べた場合は、グリコーゲンが溢れてしまいます。
そして、その溢れた分が体脂肪になります。
これが、「寝る前に食べると太る」の大きな要因です。
3.食事は運動の前後に摂るべし
グリコーゲンが減った状態で食事をすれば、体脂肪にまわる、つまり「太る」というこはないです。
ということは、
体内のグリコーゲンの状態が大切になってきますので、運動やトレーニングをいつ行うかということから、食事のスケジュールを組んでいくべきだと言えます。
運動前に糖質を摂り、グリコーゲンが蓄えられた状態でトレーニングを行う。
トレーニングでグリコーゲンが使われても、その後に食事をすることでグリコーゲンを補充する。
結果、「食べたものは脂肪にはまわらないから太らない」ということになります。
ここで注意が必要なことがあります。
まずひとつめは、グリコーゲンが少ない状態で食べれば、脂肪にはまわらないと言っても、量を食べすぎてしまえば脂肪にまわってしまいます。食べすぎには要注意です。
ふたつめは、朝トレーニングをしたからと言って、朝も昼も、そして夜も、普通に食事をしてしまうと、夜の食事によってグリコーゲンが溢れてしまう可能性がありますので、注意しましょう。
【寝る前に食べると太るは、嘘!?・・のまとめ】
①夜食べると太るの根拠としてよく聞くBMAL1は、あまり関係が無い!
②寝る前の食事で大切なのは、体内のグリコーゲンの状態を見極めること!
③運動後の食事は脂肪にはまわらない、つまり、太らない!
この3つのポイントを踏まえ、寝る前に食べれば必ず太るというわけではなく、グリコーゲンが大事!ということを意識して食事をすれば、脂肪を増やすことなく、引き締まった身体をキープできると思います!
では、良きトレーニングライフを!
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