「脱水症状って夏だけの話でしょう…??」
人間のからだにとって、水分を補給することは非常に大切です。夏よりも寒い冬の時期の方が皮膚や呼気から失われる水分量が多いとされていて、水分補給を怠ると冬でも脱水症状が起こります。
この記事では、寒い時期だからこそ水分補給が必要な理由と効率的な水分補給のコツ3つご紹介します。
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この記事の目次
1.寒くなってきたからこそ水分補給を!?・・のまとめ
スキマ時間に効率的に知れる・学べるblogですので、はじめにこの記事のまとめをお伝えします。
①寒いときこそ意識的に水分補給を!
②冬でもかくれ脱水になるので要注意!
③コップ1杯の水を数回に分けて飲もう!
です。
詳しく見ていきましょう。
2.人の体重の60%は水ってホント・・!?
成人男性は体重の60%が水でできていると言われています。
分かりやすい例ですと、70kgの男性の場合は42kgが水分ということになります。
仮に水分が不足してしまうとからだに様々な影響があるため、我々が元気に活動するためには「水分補給」は欠かすことができません。
では、どの程度の水分補給が必要なのでしょうか?
人間のからだは、尿や便、汗、呼気などから、およそ2.5Lの水分が失われます。ということは、2.5Lの水分を飲み物や食べ物から補給する必要があるということになります。
2.5Lのうち、食事から補給できる水分が1.0L、タンパク質や炭水化物、脂肪などの代謝によって得られる水分が0.3Lと言われており、残りの1.2Lを水を飲むことで補給する必要があります。
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雑学メモ
からだの水分量は年齢とともに変化し、胎児だと90%、新生児が75%、こどもが70%、成人女性が55%、高齢者で50〜55%程度だと言われています。
水分を5%でも失うと脱水症状や熱中症を引き起こし、10〜12%を失うと筋肉の痙攣、湿疹などが発生し、20%も失うと死に至る可能性があります。
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3.寒い時期はかくれ脱水になりやすい・・!?
夏は熱中症対策等で意識的に水分補給をすると思いますが、冬は普通に生活していると喉のかわきをあまり感じないし、水分補給をすることで身体が冷えたりするので、あまり水分を摂らない人が多くなります。
これこそが、「かくれ脱水」の原因です。
寒い時期であっても、皮膚や呼吸を通して水分はからだの外に出ているので、基本的にはからだから排出される水分の量は変わりません。
また、寒い時期は空気が乾燥するため皮膚から水分が奪われており、体内の水分が失われやすいです。
「かくれ脱水」は体内の水分が減少し、脱水症状の一歩手前の状態のことで、下記のような症状が現れます。
◆のどが渇く
◆唇や皮膚がカサカサしている
◆食欲がない
◆頭がぼーっとする
◆汗を大量にかく
◆集中力が低下
かくれ脱水や脱水症状を防ぐためにも、寒い時期こそ意識的に、積極的に水分補給をしましょう。
4.「かくれ脱水」を防ぐためのコツ・・!?
寒い時期に水分補給を効果的に行うためのコツを3つご紹介します。
水分補給には水が最適
水には糖分も塩分も、当然カフェインも含まれていないので、水分補給によってこれらを過剰に摂取することはありません。また、水は0calですので、太る心配もないので安心して飲むことができます。
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雑学メモ
水分補給目的で、お茶やコーヒー、紅茶を飲むことはオススメできません。
これらにはカフェインが含まれており、カフェインには利尿作用があるので、補給したはずの水分を体外へ排出してしまいます。
また、ペットボトル入りのコーヒーや紅茶系飲料の中には糖分を多く含むものもあり、飲み過ぎると太ってしまいますので、注意が必要です。
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コップ1杯の水を数回に分けて飲もう
水分を補給する際は、コップ1杯の水を数回に分けて飲みましょう。「1回に1.2Lの水を補給すれば良い」と考える人はいないとは思いますが、人間のからだが一度に吸収できる水分量は決まっていて、200〜250mlと言われています。これ以上飲んだ場合、残りは尿として排出されてしまいます。
起床後、朝ごはん、昼ごはん、夜ごはん、お風呂上がり、就寝前など、水分補給をするタイミングを決めてコップ1杯の水を飲むことをおすすめします。
自分好みの白湯を飲もう
寒い時期に冷たい水はあまり飲みたくないと思います。そんな時は温めた水である「白湯(さゆ)」を飲みましょう。白湯を自分好みの温度に設定して飲むことで、水分補給をしながらからだの内側と外側の両方から温まります。
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寒くなってきたからこそ水分補給が大切な理由と効果的に水分補給をするコツをご紹介しました。喉の乾きを感じたときには脱水症状が始まっているとも言われます。意識的に水分補給を行い、健康なからだで寒い時期を乗り越えましょう。
そして、継続は力なりです。
では、良きトレーニングライフを!