普段は食事制限している女性が、1日だけ思う存分カロリーを気にせずに食事をしているテレビ番組を見た方もいらっしゃると思います。
この1日を「チートデイ」と呼びます。
この記事でチートデイの効果を知ることで、制限して、さらに制限してといったダイエットではなく、戦略的かつ効果的にダイエットを行うことができるようになります。
この記事の目次
チートデイとは…?
チートデイとは、「ダイエット中に普段我慢している好きなものを食べる日」のことです。
そして、このチートデイはダイエットに様々な効果をもたらしてくれるのでご紹介します。
チートデイの効果
ストレス発散
ダイエットは自分の欲と戦う必要があります。
「甘いものが好きなのに食べられない。。」
「ラーメン食べたいのに食べられない。。」
「ビール飲みたいけど我慢。。」
でも普通の人は、こんな欲と戦う生活は長くは続きません。
そして、よく聞くリバウンドをしてしまい、逆に太ったりします。
そこで取り入れるのが「チートデイ」です。
1日だけ、カロリーを気にせずに食べたいものを食べて、飲みたいものを飲んでストレスを発散しましょう。
これが、明日から次のチートデイまでの戦うモチベーションとなります。
停滞期を突破
食事制限をしながらダイエットをしていると、必ず停滞期がやってきます。
停滞期とは、カロリー制限をしているのに体重が減らない時期のことです。
停滞期はメンタルが崩壊します。
想像してみてください。
その日1日、自分の欲と戦ってカロリー制限をしたにも関わらず、翌日の体重が変わっていないのです。また変わっていないどころか、体重が増えていたりします。
こんな時期が続くと、メンタルは崩壊し、「やってられるか!」とここでダイエットを止めてしまう人も多いです。
この停滞期を突き破るために、「チートデイ」を取り入れます。
ダイエット中、摂取するカロリーを抑え続けることで、
「あれ?おかしいぞ。これ以上エネルギーが入ってこないなら消費するエネルギーを抑えよう。」
と、からだは少ないエネルギーで生活するように順応します。
この状態が停滞期です。
この時期に「チートデイ」を設定して、からだを少ないカロリーに慣れさせない、もっとエネルギーを使っても大丈夫なんだと思わせることで停滞期を突破することができます。
栄養補給
ダイエット中は食事制限をするため、必要なエネルギーが不足しがちです。
糖質制限ダイエットでは、糖質が含まれるごはんやパンなどの炭水化物を摂取しないでいると、炭水化物に含まれる食物繊維も不足してしまいます。
我々が生きていくためには、五大栄養素と呼ばれる炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンをバランス良く摂取することが必要です。
ダイエット中はこのバランスが崩れてしまいがちなので、ダイエット方法によって不足がちな栄養素を「チートデイ」に補給しましょう。
頻度はどのくらい?
正直に言って、「チートデイ」の頻度に正解はありません。
「チートデイ」は今まで節制してきたカロリーを摂取することなので、ダイエットと言う観点からだけ見れば、脂肪燃焼や体重減少の勢いを止めてしまうことになります。
そのため、停滞期に陥ったら「チートデイ」を1日だけ取り入れるのが良いです。
停滞期は人ぞれぞれ異なりますので、頻度に正解はないということになります。
しかし、いつやってくるか分からない停滞期まで欲と戦う自信が無い方も多いと思います。
というよりも、ほとんどの方が自信がないと思います。
そんなときは、試しに1週間に1回、もしくは10日間に1回の「チートデイ」を設定してみましょう。
そして、何でも好きなものを好きなだけ食べる「チートデイ」ではなく、摂取するカロリーをある程度把握し、摂取しすぎない「チートデイ」にしてみることをおすすめします。
ダイエットしている方ならご存知かと思いますが、体重1kgを落とすには、7,200kcalの消費が必要です。
1日ではなく1週間や10日間でのカロリー計算をして、そして、ご自身のダイエット計画と照らし合わせてみて「チートデイ」を設定しましょう。
ダイエットを成功させる食事については、下記の記事をご覧ください。
この記事のまとめ
多くの人は自分の欲に勝つことができません。
ダイエットを継続している方は、すでに自分と戦い、欲に勝っている人です。
長く戦うためにも、「チートデイ」を効果的に設定しましょう。
設定するためのポイントは、
チートデイを含めたカロリー計算をする。
カロリー計算を基にダイエット計画を立てる。
辛くてどうしようも無くなったら、その日は「チートデイ」にする。
です。
継続は力なりです。
では、良きトレーニングライフを!