「健康診断でよく肥満と言われるけど、肥満とはどんな状態のことを言うの…!?」
この記事の目次
1.肥満とはどのような状態!?のまとめ
スキマ時間に効率的に知れる・学べるブログですので、はじめにこの記事のまとめをお伝えします。
①20歳以上の男性は3人に1人、女性は5人に1人が肥満!?
②心臓病や脳卒中などの重大な病気につながる可能性も!?
③食事と運動で予防できる!?
詳しくご紹介していきます。
2.肥満とは何・・!?
肥満と言う言葉はよく聞きますよね。
脂肪が多く太っている人というイメージではないでしょうか?
では、日本人で肥満と呼ばれる人はどのくらいいるかご存知ですか?
厚生労働省「国民健康・栄養調査報告」によると、20歳以上の肥満の割合は、男性33%、女性22.3%です。
年代別では、男性は40代が最も高く39.7%、女性は60代が最も高く28.1%です。
つまり、20歳以上だと、男性は3人に1人、女性は5人に1人が肥満ということになります。
肥満とは、体脂肪が過剰に蓄積した状態のことを言います。
そして、肥満の判定にはBMI(Body Mass Index)という国際的な標準指数が用いられていて、「BMI25以上」が肥満と定義されています。
BMIの指数は以下を参考にしてください。
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雑学メモ
BMIには求め方があります。
BMI=【体重(kg】÷【身長(m)2】です。
体重65kgで身長160cmの女性の場合、
65÷2.56=25.4
となり、BMIが25以上のため、肥満ということになります。
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肥満は何がいけないのでしょうか?
3.肥満がからだ与える悪影響・・!?
肥満とは体脂肪が過剰に蓄積した状態のことで、その状態がからだに良い訳がありません。
では、どのような悪影響があるのでしょうか?
肥満による影響は、内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満で異なります。
内蔵脂肪型肥満は、
・糖尿病
・高血圧症
・心血管疾患
などの生活習慣病のもととなり、BMI25以上は、生活習慣病のリスクが2倍になると言われています。そして、これらの病気が組み合わさることで心臓病や脳卒中などの重大な病気へとつながる原因になります。
皮下脂肪型肥満は、
・関節痛
・月経異常
といった影響があります。
いずれにしても、健康のためには肥満の予防、対策は非常に重要です。
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雑学メモ
BMIの指数を用いるときの注意事項です。
BMIは体重と身長の数字を使って計算していますが、体重は脂肪が多いのか、筋肉が多いかは判断できません。
指数が普通の体重の範囲内であっても、筋肉量が少なく脂肪が多ければ「隠れ肥満」の可能性があり、逆に、BMI25以上であっても、筋肉量が多い場合は肥満ではないということになります。
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肥満にならないためには、どうすればよいのでしょうか?
4.肥満予防・対策のコツ・・!?
肥満の原因としては、主に次のことが考えられます。
◆摂取エネルギーの過剰
◆食事のリズムが不規則
◆運動不足
ひとつづつご説明します。
摂取エネルギーの過剰
スキマ時間ブログでは何度も登場していますが、太るのには原因があります。
それは、
摂取エネルギー>消費エネルギー
です。
つまり、自分が消費するカロリー以上に摂取すれば、カロリーの過剰状態となり、太ります。
摂取カロリーの過剰には注意しましょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
食事のリズムが不規則
食べる時間の間隔が長いと、お腹が空いて食事量が増えてしまいます。そして、食事量が増えると摂取カロリー過剰にもつながります。
また、お腹が空いているからと、手軽などんぶり飯やラーメン等を食べたり、ご飯をおかわりしたりすると、炭水化物に含まれる糖質を過剰に摂取することにつながり、過剰となった糖質は体内に中性脂肪として蓄えるため、太ります。
規則正しい食事を心掛けましょう。
<関連記事>糖質は太るのか?
運動不足
身体活動や運動が不足していると、消費エネルギーが少なくなるため肥満につながりやすくなります。また、筋肉量も減ることでさらに消費するエネルギーが少なくなるという、負のループにもつながります。
・毎朝いつもよりも少し早く起きて20分散歩する。
・エレベーターやエスカレーターを使わずに階段で登る
・休日にスクワットなどの筋肉トレーニングをする
意識的に運動をすることで、肥満予防とともに健康的なからだも手に入れましょう。
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肥満は重大な病気につながる可能性があります。しかし、日頃からの少しの意識と心掛けで予防することもできますので、普段の生活に取り入れましょう。
そして、継続は力なりです。
では、良きトレーニングライフを!